【優良事務所インタビュー】ネットワーク渡辺税理士法人:充実した福利厚生と高水準の給料を実現

執筆 ・ 監修

城之内 楊

株式会社ミツカル代表取締役社長

株式会社ミツカル代表取締役社長。 1990年生まれ。20代では士業向けのコンサルティング会社(株式会社アックスコンサルティング)で最年少役員として8年間勤務。これまで、3,000以上の税理士事務所のコンサルティングや士業向けのセミナーに複数登壇。さらにはスタートアップから上場企業まで外部顧問や役員としても活躍する。 退職後、税理士業界を活性化するために、税理士事務所の採用支援サービスを展開する株式会社ミツカルを創業。ミツカルでは年間2,400名以上の税理士事務所の求職者をサポート。審査基準を通過した優良事務所のみを紹介しており、ミスマッチのない転職支援を行っている。

税理士業界を盛り上げるために、株式会社ミツカルでは日本で優良な税理士事務所・法人のPRを目的としたインタビューを実施しております。
今回は、医科・歯科に特化し、充実した福利厚生と業界高水準の給料を実現したネットワーク渡辺税理士法人 渡辺 貴之 先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。


【インタビューまとめ】
  • 西新宿駅から徒歩5分の一等地。
  • 医科・歯科特化型で会計顧問業務、経営コンサル業務、労務コンサル業務を提供。
  • 社員数は約50人。
  • 現在は第2創業期という位置付け。拡大よりも品質向上を目指している。
  • お客様の人生に深く入り込む風土。
  • テキストによる新入社員研修があり、未経験者でも安心して仕事に取り組める。
  • 東京の吉祥寺に社宅保有。
  • 一方的な奉仕ではない健全な関係を追求。
  • 活躍している社員は「経営コンサル」の意識を持つ人。
  • 求める人材像は「目の前のお客様に喜んでもらいたい人」。

ネットワーク渡辺税理士法人の概要

駅近で一等地(西新宿駅から徒歩5分)に事務所を構えています。現在は44期目です。私(渡辺貴之先生)は2代目で、5年前に承継しました。
基本的に医科・歯科に特化しており、事業承継や相続も含めた会計顧問業務、経営コンサル業務、労務コンサル業務を柱として提供しています。
特に歯科が非常に強く、マーケットを絞って運営している会社です。
グループ全体の人数は約50人(50人を超えている税理士法人は日本全体で約38000社のうち200社程度)。
私が入社した10数年前は20数人で、そこから倍程度まで増えました。

医療に特化したきっかけ

端的に申し上げると、元々、会長が医療特化型の会計事務所に勤めていたためです。
最初は他の業種も扱っていたのですが、特化した方が分かりやすいですし、職員の教育にも影響するので絞ろうということで、特化することになりました。
お客様のうち7〜8割が歯科、2〜3割が医科です。
集客チャネルは、HP・開業支援をしている歯科のディーラーさんからの紹介・開催しているセミナー経由などです。

今は第2創業期で、良くも悪くも作り直している段階です。
そのため年間新規顧客数は15〜20件程度。あえて量をセーブして、品質を向上させようと考えています。今年・来年は、そこまで拡大を目指してはいません。拡大は再来年からの予定です。

ネットワーク渡辺税理士法人の今後について

人数規模は60〜70人規模になると予想しています。
この3年間で行いたいのは、1人あたりの売上高向上です。
売上向上により給料や福利厚生を充実すべきタイミングだと思っていますので、効率性や生産性を上げることを意識しています。会社が大きくなってきたことで取り逃している部分がありますので、第2創業期の中で、もう一度作り直さなければなりません。素早くお客様に満足してもらえるような担当者を育てています。

お客様の人生を一緒に考える風土

会長時代からの風土のようなものとして、お客様(医師や歯科医)が抱えている悩みを、グループ内で全部解決できるようにしています。
低単価で量をこなすことも悪くはありません。しかしネットワーク渡辺税理士法人では、高付加価値で少量をこなすことを意識しています。そのためにはお客様に深く入っていくことが大事なのです。お客様の試算表や決算書ももちろん大切ですが、家族構成や財産をいくら持っているのかといったお客様の人生まで理解してから、決算や目標の設定などを考える、という風土があります。
他の会計事務所だと「提案しても否定される」という話を耳にしたことがあります。ネットワーク渡辺税理士法人では、提案に対して否定することは基本的にありません。もちろん売上に結びつかない提案は採用しませんが。
お客様に深く入ることが私たちの価値観なのです。特化している以上は、お客様にも特化だと思われるようにしていかなくてはなりません。

教育制度について

入社された人に対して新人研修を行なっています。
大卒者(未経験者)には1ヶ月間、中途入社は2〜3週間のテキスト研修期間を設けています。内容は会社の仕組み、組織図、誰がどんな特徴を持っているのか、労務について、お客様の会計システム、お客様に何を提供するのかなど。
中途入社であってもテキスト研修は受けてもらっています。
たとえば同じ業界から中途入社したパターンなら、研修を飛ばすこともあります。ですがネットワーク渡辺税理士法人としての考え方や大事にしてほしいことは必ず伝えなければなりません。
たとえば医療業界経験のある中途入社なら、ミッション・ビジョン・バリューを伝えて飛ばせる研修は飛ばす。医療業界経験のない中途入社の人には医療業界の知識を、新卒の人にはさらに税務会計なども教えていく形です。
新入社員を連れてデンタルショーに赴くこともあります。業界のこと、会社ごとのビジネスモデル、業界内の流行などが理解できますから。これらはメインサービスではありませんが、お客様との話のきっかけになります。共通話題を作ることは大事だと思っていますので、このような形の教育も実施しています。

評価制度について

春と秋の年2回、評価を行っています。
自己評価軸と上司の評価軸で評価するのですが、これらには絶対評価と相対評価が混ざっています。そのため管理職が集まり、1人1人を相対評価で再評価しています。
また総合的には年1回、昇給評価をしています。
できるだけ一般企業のような会社になっていきたいという想いを持っています。もちろん管理職の教育も必要ですが、それで良いと思っています。

社宅有!充実した福利厚生と高い給与水準について

東京の吉祥寺に社宅を持っています。
会長保有の不動産を活用して社宅制度を取り入れたところ、社員からとても好評でした。しかし事情によりその社宅を潰さなければならなくなったので、吉祥寺に新しく作ることに。今は10部屋中9部屋が埋まっています。

給与水準もかなり高くキープしています。
会計事務所の職員の気質は「奉仕」のようなところがありますが、仕事をしている以上は対価を請求して当然です。お客様からも奉仕するのが当たり前だと思われるならば、それは健全な関係にはなりません。ですから奉仕のみを要求されて問題が発生するお客様に関しては、失礼ながら関係を清算させていただき、健全な関係を築けるお客様への営業を続けることで、売上や社員への還元率を高めていくことが大事だと考えています。
入社後2〜3年めで基礎となる業務がブラックボックス化していると、やるべきことが分からなくなりますよね。ですから業務内容を明確化できるように、案を練っているところです。
これからの時代は、お客様にも選ばれ、社員にも選ばれないといけないと思っています。決して全てができるとは思っていません。できていないことは山ほどありますが、改善しようという気運もあります。

活躍している社員の特徴

お客様に興味を持ち、仕事の枠を作らない人です。
たとえばお客様のところに行きお話しすることも、会計事務所の業務という側面から見れば関係のないことかもしれません。しかしお客様目線を考えると関係のあることですし、仕事を積極的に取りに行けます。もちろん仕事が広がればそれが何であろうと良いということではありませんが、積極的にお客様に深く関わろうとする人はどんどん伸びます。またそういう社員はどんどん昇給・昇格しています。
私たちは悩みの聞き取りや解決を行うことで、お客様から報酬をいただいております。これらの全ては、試算表を読むといった会計事務所の仕事の中で解決できるわけではありません。だからこそ経営コンサル業務も提供しています。活躍できるかどうかは、経営コンサルの意識を持つかどうかだと思います。

承継にあたり苦労したこと

事業設計ですね。今まで当たり前にやっていたものをひっくり返すことになりましたので、働いていた職員から反発されました。
現在は第2創業期と捉えており事業設計を進めてはいますが、私自身が考えきれていない部分もあります。ですから自分自身の考えを明確にして、職員と話し合って行こうというのがこれからのフェーズです。そういう意味で、ネットワーク渡辺税理士法人なら20代でも経営に関われます。中小企業の面白さはそこですよね。大企業では絶対に関われませんから。
「みんなで頑張っていこう」「生産性をアップして給料や福利厚生を充実させていこう」という形にしていきたいです。

求める人物像について

目の前のお客様に喜んでもらいたいと考えている人です。私自身が監査法人に勤めていた時、このように考えていました。
会計や財務はツールとして使いつつ、お客様にもっと何かできるのではないか、という探究心を持った人に、ぜひ来ていただきたいです。
またネットワーク渡辺税理士法人には、税理士事務所というよりも一般的な会社になっていきたいという想いがあります。ですから自分も会社の一員として考えられる人、会社の一員として何をしていくのか考え行動することを面白いと考えられる人に来ていただけると、本当に嬉しいなと思います。
連絡をしてくれたらとりあえず会いますし、会社の話もします。会計事務所の見方や今後の戦略などもお話ししますが、転職するかどうかは求職者がジャッジすべきだと考えています。面接はお見合いですよね。選び選ばれる立ち位置だと思っていますので、ざっくばらんにお越しいただければと思います。

ミツカルを導入したきっかけと感想

導入のきっかけは父親からの紹介です。
紹介会社はいろいろありましたが、とりあえずトスを上げて(求職者の紹介)ほしかったのでミツカルさんを選びました。
求職者を口説いたり納得してもらったりするのは、当社の仕事だと思っています。
人材紹介会社が求職者を紹介する以上に動いてくれることは違うなあと思っています。どうやっても当社の魅力を伝えきれませんから。そういった意味でミツカルさんは助かります。徹底的にトス上げしてくれるので。様々な人と面談する中で、自分たちが持つべき要素や伝えきれていない、言葉にできていないところにも気付けました。
さらに紹介して終わりではなく丁寧にフォローアップしてくれるので、そういった意味でも外せなくなっています。

ミツカルでは、税理士事務所の代表とカジュアルに話すことができます。
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