【優良事務所インタビュー】「税理士法人CWM総研」の挑戦:埼玉で一番の税理士法人を目指して

執筆 ・ 監修

城之内 楊

株式会社ミツカル代表取締役社長

株式会社ミツカル代表取締役社長。 1990年生まれ。20代では士業向けのコンサルティング会社(株式会社アックスコンサルティング)で最年少役員として8年間勤務。これまで、3,000以上の税理士事務所のコンサルティングや士業向けのセミナーに複数登壇。さらにはスタートアップから上場企業まで外部顧問や役員としても活躍する。 退職後、税理士業界を活性化するために、税理士事務所の採用支援サービスを展開する株式会社ミツカルを創業。ミツカルでは年間2,400名以上の税理士事務所の求職者をサポート。審査基準を通過した優良事務所のみを紹介しており、ミスマッチのない転職支援を行っている。

税理士業界を盛り上げるために、株式会社ミツカルでは日本で優良な税理士事務所・法人のPRを目的としたインタビューを実施しております。
今回は、43期の長い歴史を持ち、平均的な税理士事務所の7倍近くの人数を誇る税理士法人CWM総研の代表社員杉田 一真 先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。
【インタビューまとめ】
  • 大宮と東松山に2カ所のオフィス設置。
  • 43期の長い歴史と2代目の継承。
  • 現在の従業員数は約34名。
  • 会計だけでなく、経営全般の悩み対応。
  • M&A支援、事業承継、DX導入なども対応。
  • ワンストップのマネジメントサービス提供。
  • 平均年齢38歳、新卒からベテランまでの幅広い層。
  • 新卒採用を積極的に進め、チーム全体を活性化。
  • 男女比は均等で性別に関係なく最適な人材を採用。
  • 申告ソフト:TKC、会計ソフト:弥生会計、クラウド会計:マネーフォワード。
  • 継続的な顧問契約数は約400件。
  • スタッフ一人あたりの平均担当件数は15~20件。
  • 「埼玉の中でのナンバーワン事務所」を目指している。
  • 新たな教育プログラム導入と既存の「見て覚える」教育スタイルの組み合わせ。

税理士法人CWM総研の基本情報を教えてください。

税理士法人CWM総研は、大宮オフィスと埼玉県内の東松山にある2カ所で事務所を構えています。
この事務所の歴史は古く、開業から43期が経過しています。
現在、2代目として業務を継続しており、その起点は父が開業した時から数えると、長い歴史を持っています。
事業の承継は2017年1月に行われ、現在は7年目を迎えています。
また、平均的な税理士事務所の従業員数が5名弱と言われる中、CWM総研は約34名の従業員を抱えています。

業務体系や提供するサービスについて教えてください。

税理士法人CWM総研は、創業時から「総合研究所」という名を冠しております。
これは、経営者の持つ悩みは会計だけに限らず、経営全般にわたるものと捉え、幅広いサポートを目指しているからです。
会計事務所としての基本的な役割はもちろんのこと、財務支援や経営計画の作成、そして経営計画の進捗管理など、経営の各局面でのサポートを行っています。

43年の長い歴史の中で、同じような経緯を持つ事業承継の支援や、後継者が不在の際のM&A支援、相続や事前の対策、そして最近ではDXやAIの導入支援といった、時代の変遷とともに必要とされる支援も幅広く提供しています。

私たちのモットーは「相談してもらえる存在になること」。
お客様が何かを悩んだ際に、最初に相談してもらえる存在でありたいという強い思いを持っています。
そして、私たちだけでは対応できない問題については、提携している他の専門家や会社と連携し、お客様の問題解決をサポートしています。
そのようなワンストップマネジメントサービスを目指して、日々の業務を行っています。

モットー:「相談してもらえる存在になること」
何かを悩んだときに最初に相談してもらえる存在でありたい
総合研究所の名前の由来→経営全般の幅広いサポートを目指している
DX、AIの導入支援等時代の変遷に伴って必要とされる支援も幅広く提供

社員の平均年齢や年齢層について教えてください。

現在、当事務所のメンバーは幅広い年齢層で構成されています。
6年前から新卒採用を積極的に行っており、それ以来、若い世代の力強いスタッフが増え続けています。
彼らは日々の業務の中でどんどんと成長してくれています。
一方で、25年以上のベテランスタッフも2名在籍しており、その経験と知識は非常に貴重です。
このようなバックグラウンドを持つスタッフが揃っている中、現在の平均年齢は約38歳となっています。

新しいスタッフが毎年入ってくることで、既存のスタッフも先輩としての自覚や成長を感じる瞬間が増えてきました。
過去には新しい採用が少なかった時代もあり、当時の若手は長く若手のままという状況が続いていましたが、新卒採用を継続することで、チーム全体の活性化や成長を実感しています。

社員の男女比はどのようになっていますか?

当事務所の男女比は、パートさんを含めると、おおよそ半々の均等なバランスとなっています。
採用においては、特に男性や女性を重点的に採用するという方針は持っておらず、性別に関係なく最適な人材を採用している結果、自然と均衡の取れた割合になっているのです。

使用している会計ソフトは何ですか?

当事務所では、申告ソフトとしてTKCを使用しています。
そして、会計ソフトとしては弥生会計、クラウド会計ではマネーフォワードを主に使用しています。
これらのソフトは、日々の業務でのメインツールとなっています。

記帳代行のニーズはまだまだ高く、お客様からの要望も多いです。
多くのお客様は自身の業務に集中したいというニーズから、記帳代行を依頼することが多いです。
この記帳代行業務において、具体的な仕訳やデータ入力は、新卒のスタッフやパートの方々が担当し、それらの内容のチェックやお客様への訪問・説明は、より経験豊富な担当者が行っています。
このようにして、業務の品質を保ちつつ、お客様に満足していただけるサービスを提供しています。

使用している会計ソフト
申告ソフト:TKC
会計ソフト:弥生会計
クラウド会計:マネーフォワード

顧問件数や1人当たりの担当数はどれくらいですか?

当事務所の継続的な顧問契約数は、約400件になります。
これは、申告の前の一時的な相談等を除いた正式な顧問契約の数です。
この数に基づいて、1人のスタッフが担当する平均の件数は、おおよそ15~20件となります。
かつては、担当件数がキチキチと詰まっていた時期もありましたが、現在は業務改善やサービスの質を高めるための取り組みにより、スタッフに適切な時間のバッファを持たせるようにしています。
この時間を使い、更なる付加価値のあるサービス提供や、専門分野への注力を推進しています。

顧問件数・一人当たりの担当件数
事務所の顧問契約数:400件
1人のスタッフが担当する平均件数:15〜20件
→適切な時間のバッファを持たせることで付加価値のあるサービス提供や専門分野への注力が可能に!

税理士法人CWM総研の働き方はどのように変化してきましたか?

昔に比べると、働き方改革の影響を受けて、会社の働き方も大きく変わりました。
労働環境の改善を重視するようになり、残業時間を削減する取り組みを進めてきました。
現在は、平均残業時間は20時間以下と、業界平均の半分程度になっています。
特に繁忙期は、設定した目標時間までの業務を目指し、無理な残業を避ける方針を取っています。
さらに、派遣スタッフの力を借りたり、業務を小分けにすることで、一人一人の負担を軽減する取り組みも進めています。

税理士法人CWM総研の今後の方向性を教えてください

現在、私たちCWM総研は、「埼玉の中でのナンバーワン事務所」を目指しています。
ただし、これは単純な規模の拡大を目指すのではなく、地域内での高い信頼と評価を得るための方針です。
私たちが提供するサービスを受けたお客様や、当社で働くスタッフが、「CWM総研は埼玉の中でも一番の事務所だ」と自信を持って言えるような環境を作りたいと考えています。

現在30数名というスタッフ数での運営となっており、一定の規模拡大は必要と感じています。
しかし、それは一人一人の働きやすさやお客様の満足度を最優先に考えながらの成長を目指しています。
拡大の過程で社員の負担が増えるような状況を作ることは避けたいと考えており、社内の生産性や働きやすい環境を整えることを大切にしています。

そして、私たちの最終的な目標は、地域の発展に寄り添い、お客様の真のパートナーとして存在し続けること。
これが税理士法人CWM総研としての役割であり、私たちが追求している方向性です。

税理士法人CWM総研の教育についておしえてください

昔の当事務所は「見て覚える」や「先輩の背中を追って」の伝統的な方式で教育していましたが、新たな取り組みとして、組織的な研修・教育プログラムを導入しています。

具体的には、社会人としての基本的な研修が1週間、その後実務研修が1ヶ月というプログラムを新卒の方に提供しています。
未経験の中途採用者に対しても、実務の基本を中心に教育を進めており、会計入力などの研修も実施しています。

初めての業務に対しては、過去のお客様の会計データを利用して、実務の再現を行い、実務の感覚やスキルを身に付けてもらう方式をとっています。
これにより、初めての仕事でもスムーズに業務を進められるようにしています。

このように、組織的かつ段階的な教育プログラムを通じて、新入社員や未経験者のスキルアップをサポートしています。
その結果、より高いレベルのサービス提供を可能にしています。

学習環境について教えてください

事務所の環境は、残業時間が少なく、従業員は十分なプライベートの時間を持てるため、試験勉強などに取り組む時間が確保しやすい状況です。
しかしながら、具体的に資格を目指して勉強している従業員は少ないです。
その一方で、税理士などの資格を取得したいと考えて入社した従業員もおり、そのような意欲を持った従業員のための学習環境は整えているつもりです。

伸びる社員の特徴を教えてください

お客様のことを常に考える姿勢が最も大きな特徴です。
数字の報告だけでなく、経営者のさまざまな悩みに寄り添い、真摯に取り組むことが求められます。
経営者は命をかけて経営を行っており、その人が自分のことを真剣に考えてくれるかどうかが伝わると感じています。
また、様々な業務プロジェクトを進める中で、どのようなサービスがお客様に合っているかを常に考え、適切に提案できる能力も重要です。


具体的には、アンテナを張りながら、どのサービスがお客様に最適かを考え、それを提案する能力が求められます。
一生懸命取り組むことで、お客様の期待に応え、その中で自らも成長することができるのです。
お客様の期待を超えて提供することで、お客様からの信頼も厚くなります。


また、私たちのブランドと理念も大切にしています。
私たちのミッションは、それぞれが思い描く会社への歩みを支援すること。
そして、私たちのビジョンは、お客様の発展のそばに常に寄り添い、存在することです。
経営者は時に孤独だと言われることが多いですが、会計事務所は経営の実情から社長の給与まで全てを知っているので、真剣に取り組むことが役割だと感じています。

最後に、私たちは多岐にわたる領域での仕事を進めていますが、それぞれの領域で適性を考慮しながら人材配置を行っています。
具体的には、数字を正確に合わせる能力が高い社員は相続分野などで活躍しています。
私たちの事務所は、適正を考慮しながら人材配置を行っています。

また、新しい分野の開拓や仕事の創出にも積極的です。
具体的には、現在の事務所での業務に不満を感じている社員や、新しい分野での業務を希望する社員には、その分野での活躍の場を提供しています。

税理士法人CWM総研の求める人材について教えてください

CWM総研では、経理面の理念や思いを大事にすることを重視しています。
またお客様のためにどれだけ尽くせるか
、その思いをもって頑張ることが大切と考えています。
会計事務所には様々な考え方がありますが、CWM総研の独特のカラーや取り組み方に共感できる方を求めています。
これは単なる能力だけではなく、仕事の取り組み方や考え方も重要です。

言葉だけでは伝わらない部分もありますので、面談を通してお互いの価値観や考えを共有し合い、それが合致するかどうかを一緒に考えていきましょう。

ミツカルでは、税理士事務所の代表とカジュアルに話すことができます。
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