【優良事務所インタビュー】力丸公認会計士事務所:経営者の真のパートナーを目指して

インタビュー記事
執筆 ・ 監修

城之内 楊

株式会社ミツカル代表取締役社長

株式会社ミツカル代表取締役社長。 1990年生まれ。20代では士業向けのコンサルティング会社(株式会社アックスコンサルティング)で最年少役員として8年間勤務。これまで、3,000以上の税理士事務所のコンサルティングや士業向けのセミナーに複数登壇。さらにはスタートアップから上場企業まで外部顧問や役員としても活躍する。 退職後、税理士業界を活性化するために、税理士事務所の採用支援サービスを展開する株式会社ミツカルを創業。ミツカルでは年間2,400名以上の税理士事務所の求職者をサポート。審査基準を通過した優良事務所のみを紹介しており、ミスマッチのない転職支援を行っている。

税理士業界を盛り上げるために、株式会社ミツカルでは日本で優良な税理士事務所・法人のPRを目的としたインタビューを実施しております。 今回は、天神エリアに拠点を構え、4つのバランス(働きがい・ワークライフバランス・待遇・繋がり)を大切にしている力丸公認会計士事務所の代表力丸先生に会社の特徴・魅力について話してもらいました。
インタビューのまとめ
・2012年創業、現在は12期目。
・福岡市天神エリアに拠点を構える。
・成長に伴い、3回の移転を経験。
・立地の魅力として情報が集まる天神エリアを選択。
・信頼を最前面に出すためのエリア選択。
・男性4人、女性14人、合計18人。
・事業成長の支援が主軸。
・月次ミーティングや経営全般に関するアドバイス提供。
・資金調達の支援も行う。
・業界平均48万円に対し、力丸公認会計士事務所は60万円以上。
・税務通信の活用、育成講座の設置。
・月1の勉強会で実際の経験やエッセンスの伝授。
・経営者の真のパートナーとして価値をもたらす存在になることが目標。
・4つのバランス(働きがい・ワークライフバランス・待遇・繋がり)を大切にする。

事務所の概要はどういったものですか?

当事務所は2012年の9月に創業し、今年でちょうど11年目が終了し、12期目を迎えております。

福岡市の天神エリアで開業して3拠点目 です。

事務所の成長に合わせて移転を行ってきたというのが、当事務所の特色の一つです。

移転の背景や理由を教えてください。

移転の背景は、大きく2つあります。 まず立地の魅力として、当事務所が天神という立地を選んだのは、情報が集まるこのエリアでの開業が最も効果的だと考えたからです。

私自身、北九州の出身で、地元での開業も考えましたが、福岡市から北九州エリアをカバーする方針を採用しました。

また、税理士事務所としてのサービスの内容は、お客様からの評価が非常に重要です。そこで、過度な広告宣伝を行うより、この立地を選択して信頼を最前面に出すことにしました。

働く環境の質も強く意識しており、通勤のしやすさや、業務後の生活利便性を考慮して天神エリアにこだわっています。

天神を選んだ理由
・情報が集まりやすい立地なため

・お客様に信頼していただくため

・働くスタッフの働きやすさのため

これまでの移転は、クライアント数の増加に比例してスタッフ数も増えて手狭になったため、天神中心部で移転をしてきました。 現在は約60坪のテナントで、半分ずつをご来客用・執務スペースで区切っています。 会議室は3つ設置しました。

従業員の人数と男女比はどれくらいですか。

現在、従業員は18人で、男女比に関しては、男性が4人、女性が14人と、女性の比率が高い状況です。


女性の比率が高い理由はありますか。

そもそも私たち力丸公認会計士事務所は、「税務代行」の枠を超えたサービスを提供するという強いコンセプトを持っています。お客様の夢や目標に耳を傾け、一緒に将来を見据えるサポートを心がけています。私たちが大切にしているのは「孤独な経営者と想いを共有する」という事務所理念で、このサービスをお客様に提供する中で、税理士事務所の仕事とは、究極のサービス業であり、専門的な知識だけではなく、コミュニケーション能力や接し方、言葉遣いなどの人間力が重要だと考えています。

この部分に共感してくれる方は、特に女性がたまたま多かったと感じています。

私たちの最終的な目的は、お客様の経営に気づきを与えて、会社が伸び、社長、従業員、家族全員が潤いのある生活を送るためのサポートをすることなので、 方法や手段は柔軟に選択しながら、目的に合致したサービスを提供していきたいと思っています。

業務内容で1番多いものは何ですか?

私たちは総合力で勝負をしています。法人様や個人事業主様の事業成長の支援が主軸となっています。その中で、一番大切にしているのは、経営者の意思決定に有用な情報を提供し、将来の計画や目標達成に向けてサポートすることです。具体的には、単に月次ミーティングで試算表の報告や税額の予想を行うだけでなく、経営会議のような形でお客様と対話を重ねます。売上向上や利益率の改善、プロダクトやマーケティングの戦略など、経営全般に関するアドバイスやサポートも行っています。

また、資金調達の支援も大きな業務の一つです。金融機関との関係を強化し、お客様のビジネスに必要な資金調達のサポートやアドバイスを行います。その際には、デッドやストックなど、最適な資金調達手段を一緒に考え、アドバイスをしています。

私たちのサービスは、単なる数字の報告だけでなくより踏み込み、 経営者のパートナーとして、その背中を押し、気づきを与える存在でありたいと考えています。

経営の壁打ち役としての立場や、時には社外CFOの役割を果たすことで、経営者や企業の成長をサポートしています。

業務内容
・法人様や個人事業主様の事業成長の支援のために経営全般をサポート

・資金調達の支援も積極的に行い、経営のパートナーとなることを目指している

現状のサービスの単価はいくらですか?

私たち力丸公認会計士事務所は、サービスの単価を継続的に上げる方針を取っています。

現状、業界の平均サービス単価が48万円であるのに対して、私たちのサービス単価は60万円以上で、新規で契約したお客様に関しては平均70万円程度になっています。

成約率は下がっておらず、これは私たちが提供するサービスの内容を初回の面談の際にしっかり伝えているためだと考えています。お客様には私たちのサービス内容と価格に納得していただくことを最も重視しており、単に価格を下げるような提案には応じない方針を取っています。今後もこの努力を続け、お客様により良質なサービスを提供していくつもりです。

私たちが提供するサービスが深くお客様と関わるものであり、そのためにはスタッフ自身が余裕をもって業務に取り組むことが重要だと考えています。

お客様とのコミュニケーションの最後に「何か他に困ってることはありますか?」や「何かお手伝いできることはありますか?」とお尋ねする努力をしています。しかし、スタッフが疲弊している時、このような気配りの言葉を発するのが難しくなることがあります。

この点はお客様の満足度に大きく影響すると考えており、スタッフが気持ちよくサービスを提供できる環境を整えることが必要だと感じています。

そのため、事務所としては工数管理や単価分析を行いながらサービスの品質向上に努力しています。

まとめ
・業界の平均サービス単価が48万円であるのに対して、平均70万円程度の単価

・お客様の満足とスタッフの物心満足の両方を高める単価設定をしている

教育についてどのような取り組みを行っていますか?

私たちの事務所では、税務通信のような教育ツールを活用しています。 さらに、育成講座の受講や書籍購入のサポートを行い、スタッフの知識向上を後押ししています。また、月に1回、所長である私自らが勉強会を開催し、直接知識を伝える機会も設けています。

教育体制やスタッフの育成に関して、より詳しく教えてください。

教育については、税理士事務所の仕事は職人仕事の部分も大いにあると感じています。

先ほどお伝えしたように書籍の取り揃えや税務通信、マイコモンのデータベースの利用など、ハード面の投資は惜しんでいません。基本的に、情報の一方的な供給だけでは真の成長は難しいと考えており、情報を必要とする意欲を育てることが重要だと感じています。

この観点から、毎月の勉強会を開催しており、その中で私が実際に行った申告書のレビューやコメントの復習を行います。この勉強会では、税務や会計の知識だけでなく、お客様に提案できる内容や、会社法上の注意点、経営的な観点なども共有しています。これは、私が過去10年間で培ってきた経験やエッセンスをスタッフに伝える重要な機会と考えています。 この勉強会により「もっと知りたい」といった気づきを与えられるよう意識しております。

また、営業活動も私が中心に行っており、営業に関するエッセンスやノウハウも惜しみなく共有しています。現段階では、大手の事務所のような教育評価制度やプログラムは持っていませんが、私の豊富な経験や実践的なノウハウを直接伝授することで、それ自体に大きな価値があると考えています。

伸びている社員の特徴を教えてください。

伸びているスタッフの共通点としては、素直で前向きな方、協調性がある方です。

もっと上の話をすると、困難な状況でも逃げずに責任を持って取り組める責任感のある方、自分の固定観念や先入観を超えることができる、自分の殻を破る力がある方が 伸びております。

力丸公認会計士事務所としての今後の目指す方向性や目標は何ですか。

私たちの目指す方向性は、経営者の真のパートナーとして、実際に価値を持ち、結果をもたらす存在になることです。具体的な数字や規模を前面に出すのではなく、働きがい・ワークライフバランス・待遇・繋がりの4つのバランスを大切にしています。

これらを実現するためには、事務所としての規模拡大や利益の確保が必要であり、そのための適切な組織運営や管理を進める必要があると考えています。しかし、成長を追求するあまり、スタッフに負担をかけたり、やりがいを失ったりすることは避けたいです。

まとめ
・働きがい、ワークライフバランス、待遇、繋がりの4つのバランスを重視

・4つのバランスがよい事務所を実現させるために規模拡大をしていく

最後にひとことお願いいたします。

一人一人に将来なりたい自分像があると思いますが、経営者の真のパートナーになりたいというところに共感していただける方は、入社していただいて絶対に後悔させません。

ぜひそういった意欲のある方と一緒にがんばっていきたいと思っています。

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